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腰椎椎間板ヘルニアと運動療法

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椎間板ヘルニアと病院で診断され、心配やこれからが不安という方もたくさんいることと思います。でも大丈夫です。椎間板ヘルニアと診断されてもしっかりと椎間板ヘルニアについて理解し、正しい養生をしていけば椎間板ヘルニアと診断されても、痛みを克服し以前のように快適な生活を取り戻せることはできます。

 

 

腰椎椎間板ヘルニアとは

椎間板ヘルニアの疫学

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20代~40代の男性に好発する。好発部位は腰椎の4番5番の間、腰椎5番仙骨の1番が多くこの2つが80%を占める。壮年者では全く症状がなくても、MRIをとると76%の人にヘルニアが存在している。

ヘルニアとはどういう意味か

ヘルニアとは「脱出」という意味です。

体の組織から飛び出した状態をヘルニアと言い、頸椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニアや鼠径ヘルニアと言われるものもあります。

腰椎椎間板ヘルニアとは

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人のいわゆる背骨を「脊柱」と言います。この脊柱は7個の「頸椎」、12個の「胸椎」5個の「腰椎」、「仙骨」、「尾骨」から成ります。

この脊柱の間には椎間円板という軟骨があります。この軟骨は人体の中でも非常に水分が多くあり背骨を支えたり、クッションの役割をするため非常に柔らかくできているものです。椎間板の中には髄核というゼラチン質の繊維がはいっています。これがクッションとして大事な役割をしています。

背骨が曲がったりすると、その髄核が後ろにおいやられるため、繰り返しの動作や耐えられない程の負荷がかかりすぎるとこの髄核がそとに出てしまいます。

外に飛び出したことで腰の神経を圧迫し痛みやしびれが起きてしまうのです。

これが腰椎で起こったため腰椎椎間板ヘルニアといいます。

椎間板は年齢とともに弾力がなくなり、圧がかかるとヘルニアになりやすいと言われています。しかし当院の患者さんをみていると共通点があり年齢による退行性疾患というよりも、筋力不足や筋力バランス、体全体の柔軟性の低下によって、腰椎に負荷がかかりやすい状態を作っているということが原因の方が多いです。

 

 

腰椎椎間板ヘルニアで悩んでいる人の共通点

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上記に書いたように必ずしも年齢によるものが原因ではなく、椎間板ヘルニアとなってしまう方には共通点があります。そして、椎間板ヘルニアにならない人にも共通点があるのです。この共通点を理解することが回復の一歩だと私は考えています。

椎間板ヘルニアとなるひとの特徴

・体の柔軟性がなく床に手が届かない、腕をあげても90°キレイに上まであがらない

・体の歪みがある。反り腰や猫背

・歩行中におしりから背中が全く動かない

・いつも持っているバックがやたら重い

・朝の時間に余裕がない

・歩くことが少ない

・ラーメンがわりと好き

・コーヒーをよく飲む

・休みの日は家にいることが多い

椎間板ヘルニアにならない人の特徴

・体が柔らかい

・姿勢がよく、左右、前後のバランスが良い

・歩行中の姿勢がよい

・歩行中の体の動きがよい

・普段から歩くことを意識している

・ミネラルウォーターをよく飲んでいる

・バランスのよい食事

・週末は趣味を楽しんでいる

・普段の荷物が軽い

 

この特徴は一部ですが、ヘルニアになりやすい人となりにくい人の特徴を理解し、今の自分を一つ一つ改善し、ヘルニアになりにくい人の特徴を一つでも多く自分の特徴にしていくことが克服するうえでとても大事になります。

 

ヘルニアの症状

腰の痛み

ヘルニアの症状は腰痛と下肢痛が2大症状とされ、下肢の筋力低下やしびれは痛みよりもやや遅れて出現することが多いです。まれに手術となるような重度のヘルニアは両下肢の著名な筋力低下、感覚障害、膀胱直腸障害がある場合は緊急手術となる場合があります。

患者様の訴えとして多い症状が、

お尻から足にかけて痛みシビレがある、

痛みによって歩くのが辛い、

夜寝ている時も痛みがある、

デスクワークで座っていると足にシビレ痛みが出る

通勤の電車で立っていると腰が痛くなる

前かがみになると足の方までビーンと痛い

などが多い症状です。

 

治療

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整形外科的には痛み止めの薬や注射、リハビリや牽引による保存療法と重度の症状に対しては手術という考え方が教科書的には多い内容です。

正直、手術は重力に逆らえないくらい筋力低下があるもしくは、膀胱直腸障害などの状態でなければおススメはしません。お医者様が間違いなく手術をすることを強く勧めるのであれば考えた方がよいと思いますが、選択権がこっちにあるならばもう少しもがいてみてもいいと私は思います。

多くの患者様をみていると、手術をした後の痛みがあったり、数ヶ月後にはまた痛みがでてしまったりしている患者様を多く見てきたからです。

何を言いたいかというと、ヘルニアという状態=今の痛みではないことが多いからです。

上記で書いたように痛みのない人をMRIで見てみると76%の人にヘルニアがあるとされているからです。痛み、シビレは腰や臀部、下肢の筋肉の過緊張によって出ている事が多いというのが事実なのです。当院の施術法は一部ほかのページにも書いてあるのでここでは省略させていただきます。

 

椎間板ヘルニアの痛みの原因

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今ある痛みのうち10割が椎間板ヘルニアではないかもしれないということがなんとなくわかっていただけたと思います。

10割ある痛みのうち7割や8割が筋肉の緊張によるもので残りの2割がヘルニアの痛みだとしたら保存療法やリハビリ、鍼灸治療や整体などの代替療法で対応が可能になります。

椎間板ヘルニアと診断された患者様を多く診てきた経緯から考えられる原因の多くは股関節の固さや、背骨の柔軟性の低下、腹筋と背筋のバランス、骨盤の歪み、姿勢が考えられます。

股関節の固さ

体の関節は日常の動きにおいて、単関節のみで動くことはほとんどありません。他のいろんな関節や筋肉と一緒に動いていることがほとんどなのです。

股関節は特に脊柱や膝などと一緒にうごいており股関節が固いと腰椎に過度な負担をかけてしまうのです。

股関節の柔軟性を高めていく事は結果、腰の負担を減らしヘルニア症状の改善や予防につながります。

骨盤の歪み

骨盤は背骨を支え上半身の重さを両足に分散させる機能をもっています。

骨盤の歪みがあるとその上にある脊柱に捻じれや偏りをだしてヘルニアを悪化させたり、神経に負担をかけてしまうだけでなく、上半身をうまく支えられないために立ち上がりや起き上がりの痛み、歩く時の痛みを発生させてしまう原因となってしまうのです。

背骨の柔軟性の低下

腰をひねったり、前かがみになったり後ろにそったりする動きは体の動きのなかでとても大きな動きです。しかし、一つ一つの関節の動きをみると脊柱を構成する一つ一つの椎骨は約5°しかうごかないとされています。一つ一つの椎骨が少しづつ動くことで大きな動きを作っています。

背骨の関節が固くなってしまうとこの椎骨の動きが制限がかかり体幹を動かすと痛みを出してしますのです。

姿勢

人は本来、解剖学的に正しい姿勢であれば痛みはでないとされています。

正しい姿勢とはまっすぐ立った時に横向きから見ると、耳、肩、股関節、膝、足首が一直線上に並んだ状態をいいます

この正しい姿勢からズレている状態になると腰が痛い、首が痛いなどの問題が出てきてしまいます。腰が痛いから腰だけを治療してもよくならないのは、体全体を見ないとよくならない状態だからです。猫背を改善したら腰が楽になったり、首の治療をしたら痛みがとれたり腰痛といっても原因は人それぞれです。

 

椎間板ヘルニアの運動療法

椎間板ヘルニアといわれ、腰に痛みがあったり、坐骨神経痛でお尻や足の方まで痛みがあると本当に辛いと思います。精神的にも肉体的にも不安で心配ごとがたくさんあると思います。今は辛いかもしれませんが正しい対処をしていけば必ず今よりも楽になります。

痛みが楽になったらどんな気持ちになりますか?どんなことをしたいですか?

毎日少しづつできることから自分を変えていきましょう。

 

股関節のストレッチ

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仰向けの状態で片方の膝を抱えるようにします。

痛みがでないくらいの力で膝を胸に近づけるようにストレッチを行います。

この際に息を吐きながらゆっくりおこない20秒キープします。

左右交互に行います。

 

腰ひねり

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仰向けの状態で両手を大の字に広げます。この際に手のひらをしっかりと上に向け胸が開くようにします。

この状態で両膝を立て、横に倒します。ポイントは膝を倒すというよりも腰を横に立てるように行います。腰を伸ばすというよりも、胸から脇、横腹を伸ばすようにしてください。

これをゆっくり息を吐きながら左右20秒ずつ行います。

 

脊柱ストレッチ

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四つん這いになります。手と膝は肩幅に開くようにしましょう。

この四つ這いの状態から頭をおへそを見るようにして頭、背中をまるめていきます。

次に頭から天井を見るようにして頭、背中、腰と反っていきます。

息を吐きながらゆっくり行い、痛みがでないくらいで行いましょう。

 

歩行

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人は歩くことで血液の循環をよくしたり内臓の機能を維持したり、歩くことで体の機能や働きを維持しています。それが歩かなくなってしまうと人にとって生理的な現象とはいえないためなにかしら問題が出てしまうのです。

理想は43分の連続歩行で荷物をもったりしないのがベストです。

しかし、ヘルニアなどの痛みは43分は辛いと思います。まずは10分でも5分でもいいのです。そこから初めて、少しずつ長い距離を歩けるようになるのを実感してください。

痛みがあるうちはできる限りのスピードでかまいません。

十分に歩けるようになってきたら、肘を曲げ大きく腕をふり、大股で少し前かがみになるくらいのスピードであるくようにしてみてください。

歩くことで全体の歪みがとれ、関節の動きがスムーズになります。

 

まとめ

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椎間板ヘルニアの腰の痛みやしびれはとても辛いと思いますが、この体操や運動を続けていくと2ヶ月ほどで効果を実感できる方が多いです。

専門の機関でみてもらうことでより効果がでてきます。

少しでもこの内容がお役になれば幸いでございます。

 

中央区日本橋浜町 Sunny鍼灸院・整骨院 院長 森 何幾

 

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