日本橋浜町・人形町エリアで【口コミ実績1位】Sunny鍼灸院・整骨院(サニー)

肩コリとは

76a9eecef9aa39c48868c180ef6d846b_s

国民病の一つとされ、2400万人以上の人が肩こりに悩まされている。また国民生活調査(2015年)での有訴者の中で肩コリは女性で1位、男性で2位となっている。

医学的には頚肩腕症候群といわれ首や肩、背中にだるさや痛み、異常感覚があるものとされています。

 

原因は分かっていない?

2a0ef40a1968defc32c11fcdae38e6a6_s

肩こりの原因は西洋医学的にははっきりとわかっていません。しかし、

私の見解では原因がわかっていないというよりも、いろんな要因がありすぎて絞り切れないということではないかと考えています。

肩こりの患者様ほどいろんな症状をもっている方が多いからです。血流の異常、自律神経失調症、月経困難症、更年期障害、ストレス、偏頭痛、胃腸が弱い、便秘、眠りが浅い、不眠症など、これらの症状と一緒になっていることが多いです。

これらの疾患や姿勢や歪みなどと影響して筋肉の緊張や血行不良が起きる事で肩コリを感じていると考ます。

 

肩コリになってしまう要因

医学的に原因は不明とされているが、今まで数多くの肩こりの患者様と関わっていると肩こりとなる共通点があります。

 正しい姿勢でない

d04e1a79b140db17e623a78613531b40_s

人は解剖学的に正しい姿勢であれば痛みはないと言われています。

この解剖学的に正しい姿勢とは立位で横から見たときに耳、肩、股関節、膝、足首が一直線上にすべて並んでいる状態をいいます。

これを姿勢のゴールデンラインと呼んでいます。このゴールデンラインから股関節だけが前に出ていたり耳が前に出て頭が前方に移動している状態であると人体に問題が出るのです。

特に肩こりの患者様に多いのが肩が前にでて耳の位置も前にズレている状態、また一緒に股関節も前に移動し反り腰の方が多いです。

壁に踵と頭をつけて立ち、腰に手のひらをいれるとスカスカ、首の後ろに指を横に2本入れるとスカスカ、両肩が壁につかないなどの所見がみうけられます。

正しい姿勢から離れているほど、首や肩、背中に負担がかかり筋肉の緊張や血行不良が起こります。姿勢の偏りからくる肩こりなので、いくら肩をマッサージしても改善することは難しいため肩だけではなく腰や骨盤から姿勢を改善していく必要があります。

長時間のデスクワーク

ba65a0bcf13fcf622338c377de48e925_s

「デスクワークと腰痛」のブログにも書きましたが、運動学的に人体にとって座っている姿勢は立っている状態よりも2倍腰や背中に負担がかかります。

座っていることは人体にとって非生理状態なのですから、これが長時間続くだけで人体には大きな負担がかかります。

詳しくは「デスクワークと腰痛」のブログを読んでいただきたいのですが、座っている姿勢とは別に指や腕の使い過ぎもかなり関係してきます。

デスクワークで一日中、書き物やパソコンをしていれば手や腕の疲労が溜まっていきます。

腕の緊張が強くなることで腕から肩を下に引っ張る力が働くため首から肩の筋肉が伸長され肩こりを感じるようになるのです。また、正しい腕の位置は手のひらを前に広げた状態なのでパソコンなどしている際は腕や肩が内返しの状態です。このクセが長くあると肩が前に巻き込み猫背になりやすいのも特徴です。

デスクワークの肩のこりは腕や指の状態から改善させる必要があるのです。

 柔軟性の低下

dcfe9c32de2a8d6a68ef135116b1ca45_s

肩コリだけではなく、いろんな症状でも同じですが、痛いところとは別に関節の可動域が狭いことが多いです。関節が固いと筋肉のポンプ作用といって血液を全身に送るメカニズムが阻害されてしまいます。

筋肉のコリは老廃物が溜まっている状態ですから血流の改善はとても大事です。

肩コリだけではなく疲れやすい、いくら寝ても疲れがとれないといったこともあります。

肩を上げた際に腕が耳につかない、立位で前屈した際に床に手が届かない、股関節を曲げて膝が胸につかないなど柔軟性の低下があると回復力があがりません。長い間肩こりで悩んでいる肩ほど柔軟性の低下があることが多いです。

 

呼吸が浅い

eefc7dcdc3ecec0984592d0ccd5fb798_s

呼吸が浅いと酸素を多く取り込むことができず、新鮮な血液が末端までとどかなくなります。血液は酸素と結合することで体中の老廃物を取り除くので酸素を多く取り込めないと疲れがとれないことや回復力の低下が起こります。いわゆる自然治癒力がうまくはたらかないのです。呼吸が浅いといっても「肺」に問題があるわけではなく、筋肉の緊張や体の歪みによって呼吸が浅くなってしまうのです。

特に背中や肋骨は呼吸と深く関係している関節や筋肉が多くあるので、肺の機能に問題がなくとも呼吸が浅くなり疲れやすい状態を作ってしまっているのです。

 

十分な睡眠ができていない

7de1f8e6e57079707f1eba44e6e957c4_s

寝ている時間が身体を回復する時間です。いわゆる自然治癒力が働く時間が寝ている時間ですが、眠りが浅かったり睡眠時間が少なすぎると体が回復することができず、いつまでも辛い肩こりがよくならないことが多いのです。

姿勢の偏りや呼吸が浅いと交感神経が優位になり身体が興奮しつづけているため、リラックスできないことが多いです。寝ている時もリラックスできないためにぐっすり寝ることができていないのです。

 

歩行の問題

b4c48761e8a207d5ed54c207d55466c5_s

今状態と昔をくらべると体の衰えや回復力の違い、体力の差をすごく感じることが多いのではないでしょうか?

人の体の構造は歩くのに必要な構造と機能をもっています。歩くことで血液やリンパを循環させたり歩くことで内臓の機能を保ったり歩くことが人体にとって生理的な機能とされています。それが昔にくらべ歩く量が少ないといろいろな問題が出てきてしまいます。昔と今の違いの多くは活動量と正しい姿勢であるけているかの違いなのです。

正しい姿勢で歩く量を昔と同じように増やすことで今の症状を改善させ将来のリスクを減らしていけることができます。

 

肩コリの3大筋肉

僧帽筋

img009_LI (3)

首から背中、肩甲骨に広がるひし形の大きな筋肉です。肩甲骨にくっついているため肩甲骨が正しい状態よりも外側に広がっていたり、背骨が丸まっていると負担がかかり緊張が強く起こります。

肩甲挙筋

img009_LI

肩甲骨から頸椎についている筋肉です。首を支える筋肉なのでデスクワークなどで下を向いていることが長いと負担がかかり緊張が起こります

頭板状筋

img005_LI (2)

頸椎から後頭骨に着いている筋肉です。頭についている筋肉でこの筋肉の下には後頭神経という神経が通るため緊張すると神経をしめつけて頭痛になることもあります。

肩コリが酷い人ほど頭痛になるのはこの筋肉が固くなり神経が圧迫してしまうのです。

 

鍼灸治療の効果

鍼

鍼治療は世界保健機構(WHO)やアメリカの国立衛生研究所でも鍼治療は有効とされ、世界的にも広がる治療法です。

当院では整体と鍼灸を組み合わせた治療を独自に考え研究し施術を行っていますが、特に鍼灸治療は局所的な痛みの緩和と自律神経系に作用し自然治癒力が働きやすい状態をつくることに有効だと考えています。

 

血流改善

ad44cf7afe343129b368b54f96a26a8a_s

鍼をすることで毛細血管に生理学的な神経反射が起こり刺入部位の毛細血管が拡張し血流が増加します。血液の循環がよくなることで疲労物質の除去や治癒の促進に繋がります。

また、白血球などの自己免疫細胞が活発になり治癒を促進します。

筋肉のコリは筋肉自体が固くなっているだけではなく、血液の循環が滞り老廃物が溜まっている状態でもあります。血液が流れだすことでこの老廃物も一緒に流れ痛みや張り感の改善が期待できます。

 

筋緊張緩和

34b5a9a8d14dfac29f852abdf5319f2e_s

筋肉がゆるむメカニズムには神経の働きが深く関係しています。筋肉が縮んだり伸びたりするには運動ニューロンという神経が働いています。これは歩いたり、姿勢を維持したりなど無意識のなかで身体がかってに都合よく、体を制御するために必要な神経です。

この運動ニューロンは交感神経の影響をうけるので交感神経が活発に働いていると運動ニューロンに刺激が加わり筋緊張が生まれてしまいます。ストレスからくる肩こりというのはこのメカニズムが関係しています。

鍼をすることでこの運動ニューロンに抑制性の働きが加わり、運動ニューロンの活動を抑えます。結果、筋肉の緊張がほぐれていくのです。

肩コリは老廃物が溜まっている状態だけではなく、筋肉自体が緊張を起こし筋肉の中に走っている痛みを知らせる神経や血管を圧迫して痛みを出しています。

局所治療で僧帽筋などの3大肩こり筋に筋緊張の緩和を目的として鍼治療を行うことで神経の圧迫がなくなり痛みの緩和が期待できます。

 

自律神経の調節

3642a24bff178a7e7418dae6d7a98358_s

鍼をすることで交感神経を抑制し、副交感神経の働きを亢進させる働きがあるとされています。鍼をすると眠くなったり、体がポカポカしたり、お腹がグルグル鳴ったりするのはこの働きなのです。

このメカニズムは体性自律神経反射といって、皮膚の感覚器官が刺激を感知すると脳に伝わり、自律神経を通じて内臓や各器官を調整します。

鍼をするこでお腹の調子を整えたり、睡眠の質を改善させたりなど生理的な機能をよくしていきます。

いわゆる自然治癒力は夜寝ている時間に活発に働きます。十分な睡眠がとれていないと自然治癒力がうまく働かずいくら寝ても疲れが取れない、いくら寝ても痛みが取れない状態が続いてしまうのです。鍼治療をしていくことで呼吸が深くなり副交感神経優位になります。そうなると体がリラックスでき熟睡できるようになります。熟睡できるようになることが体の不調を改善するために必要な事になります。

 

痛みの緩和

7fb307ab83807383d26fa523620920b5_s

鍼刺激は人体の鎮痛系の働きを活発にさせます。

スポーツ選手が大会中にケガをしていても痛みを忘れるくらい集中できるのは人体が持っている鎮痛系の働きが活発に働いているからです。

この鎮痛系の働きには脳や脊髄といった神経の中枢神経系が大きく関わっており体内の麻薬様物質と言われるアドレナリンやオピオイドといった物質が痛みという信号が脳に伝わるのを抑えます。特にスポーツ選手は鍼治療を治療の第一選択肢としている方は多いです。その理由として鍼治療が痛みを抑えるのに効果的であり副作用やドーピング検査などの不安がないとされるからです。

 

肩コリと鍼治療

DSC07886

肩コリはただ肩が張っているから肩をマッサージしたり揉んだりしてても治ることはありません。マッサージを受けてもその時はいいけどすぐ戻ってしまう、ずっと通っているけど半年前と結局変わっていない。そんな経験をしている方も多いのではないでしょうか。

それは原因が肩にないからです。

辛い肩と一緒に本当の原因をみつけて原因に対してアプローチしなければいけないからです。鍼治療は筋肉を緩めるだけではなく、自律神経を整え呼吸を深くし睡眠を充実させる効果があります。よく寝れるようになったら肩こりが治った、お腹の調子が良くなったら肩こりや頭痛が改善されたということは多くあります。

辛い肩こりを根本から改善したいと思うのであれば一度、鍼灸治療をうけてみると人生が変わるかもしれません。

 

中央区日本橋 浜町 Sunny鍼灸院・整骨院 院長 森 何幾

浜町・人形町の整体はSunny鍼灸院・整骨院 PAGETOP